FC2ブログ

芝居の話ばっかりしか書いてませんが、ほかにもいろいろと人生の活動を行っております。
たとえば芝居のついでに街を徘徊したりとか。
ここ数日暖かかったのもあり、徘徊ついでにブラウズしてまわった春物の服の数々がとっても春色だったのもあり、すっかり気持ちが春めいている今日この頃です。春いいですね。春。大好き。
銀座では観劇してないのですが銀座三越で見かけたDiane von Furstenbergがとっても良くて、ファーと思って引き寄せられたのだけど値札を見てスゴスゴと帰ってきて検索したら、SATCでよく使われていたブランドなのだと。ぜんぜん知らんかった。でも見かけて良いと思ったのは、知らないうちに影響受けてんだろうなー。6シーズン分も見た直後だし。
それで値段的には1/10以下の白いワンピース2種を買いました。そして今日のマルグリット観劇にさっそくひとつ着ていきました。私は芝居は機動力重視のためひとりで観に行くのですが、あるときから芝居に合わせてそれなりにめかして観劇に出かけるようになり(たしか『ペテン師と詐欺師』の初演のときからだと思う)、といってもそれはロッキーホラーショウの登場人物のコスプレをしてロッキーホラーショウのリバイバル上映を見に行く系のことではなく(笑)、舞台がリヴィエラな『ペテン師と詐欺師』ならそれなりドレスアップして行くし、『RENT』ならハードめだし、『パイパー』なら宇宙的(?)とか、そういうことで、『マルグリット』の場合はドレスアップ系で、白地に黒の模様が入ってて胸の下で黒ベルトの切り返しが入った春仕様のミニワンピースに黒のロングブーツで出かけたのですが、気づけば舞台観に行って帰ってくるだけのことなので、一体何のためのドレスアップか?と、今日は一瞬我に返りました(笑)。いいんだもん。自分のためにドレスアップするのが女子の楽しみだもん。

スポンサーサイト



『マルグリット』

『マルグリット』を観てきました。
レミゼのアラン・ブーブリルとクロード=ミッシェル・シェーンベルクの最新作。
日本人の出演者は、宝塚退団後初舞台の春野寿美礼、オペラ界のホープ田代万里生、地球ゴージャスの寺脇康文…って、私的には知らない人ばかりでした。唯一他の舞台で見覚えがあるのがアネットの飯野めぐみさんか。それもそこまでちゃんとは憶えてないし。
というわけで、ひいきの役者さんも誰も出てない中、純粋に作品のみを鑑賞してきたわけですが…。
初演の甘えなのか。テンポが悪かったなあー。
音楽は、悪くない。し、ドラマ的にも、もっと掘り下げられるけど、深みがある。役者さんの技術的にもほとんど問題はない。(寺脇さんの歌唱力は、まあいいよ。私にしては珍しく目をつぶるよ。)けど…。
プレビュー公演ですか?的な、完成度の物足りなさが、あったかな…。
完成度は、役者側じゃなくって、作品側のね。

第二次世界大戦中にドイツ軍がパリを占領した時にナチスに阿ったとして後日同じフランス人に迫害を受ける女性…といえば、私の中では『愛と哀しみのボレロ』の中のフランスのエピソードが浮かぶのですが、『マルグリット』ではそこの周辺のドラマがいまひとつ初見では判りづらく、終わり方が唐突な感じがしたかなあー。もったいないなあ。ん、いま検索したら『愛と哀しみのボレロ』も音楽担当が本作と同じミシェル・ルグランですね。へええ。『愛と哀しみのボレロ』の音楽なんて、ラヴェルのボレロしか憶えてないけど。

マルグリットの春野寿美礼さん、宝塚時代は男役だったのらしいですが、らしからぬクラシックな発声法で、女性役としての歌唱技術がしっかりしており、好感が持てました。
アルマンの田代万里生さん、歌はとても良かったです。今後、演技をもっともっと勉強していただきたい。井上芳雄に負けるな。
アネットの飯野めぐみさんは、過去の作品では憶えがなかったけど、今回はソロもあり、技術的にしっかりした方だというのが印象に残りました。今後も活躍して欲しいです。

どうでもいいが、主人公の女性が40歳の誕生日を迎えるパーティで幕開けするラブストーリー…って、ヨーロッパですねえ~。日本発のミュージカルだったらありえないよね。アメリカでもたぶんあんまり無いような気がする。かろうじて40歳の女主人公の話があったとして、純然たるラブストーリーではなくオバサン的な位置づけだろう。(サンセットブルーバード的な。)将来的にはこういうのも日本でも作られていくのかもしれないけどもね…日本は千年前からロリコン社会だから、どうかなー。女性客向けの市場として開拓されていくかもしれないが…。

あ、女性客向けの40歳の女性主人公のラブストーリーで思い出した、SATCをしばらく前に全シーズン見終わりました(40じゃないけど)。あれもそういう意味でエポックメイキングですね。けど、シーズン1の最初の頃にはサラ・ジェシカ・パーカーの役は決して美しくない人の設定だったと思うのだけど、シリーズが売れるにつれあたかも美しい人の役であるかのような位置づけに変わっていったのは、ちびまる子ちゃんがテレビ化されたとたんに原作でも崩れた顔よりもつぶらでかわいげな顔が増えたような、そんなのを彷彿とさせました。みんな自分を見てもらえると思うと欲が出るのね。いいのよ、女だし。

『朧の森に棲む鬼』(DVD)/『パイパー』

えーっと、
先日のリチャード三世の劇場で買った『朧の森に棲む鬼』のDVDを3夜かけて見終わったその日に野田秀樹の『パイパー』を観てきたのが木曜日(週末出勤した代休)。その後朧のコメンタリーや特典映像群を、いま見終わりました。

『朧の森に棲む鬼』、舞台で観たかった。
それはDVDでもあまりにも良かったからです。
いのうえさんは、凄いなー。ホント凄いなー。画を大切にする演出家さんだという話だけど、ホントそう。このタイミングで観に行った『パイパー』が、なんというのか、ぬるく感じましたもん。画的にね。でも台詞や物語も当然大事だけど、目から入ってくるものって、それだけでインパクトが大きいというか、観客の受ける印象に直接働きかける部分が大きいというか。そういう意味で、いのうえさんの舞台は、観ていてキモチイイ度がダントツですね。しかもこれ、DVDで観てさえそうなんだけど、生の舞台で観ると数倍増幅されるからね。キモチよさが。あの音響を浴びて、レーザービームの照明を客席で浴びると。見逃したらいかんなあ、新感線。チケット取れないけど。

物語がまた。へビィです。例えば『天保十二年のシェイクスピア』の佐渡の三世次は、同じリチャード三世を下敷きにしているけど、あれも死んでざまあみろみたいな極悪人の役だっていうけど、極悪度でいえば朧のライのほうが全然極悪。だと思う。弟分のキンタを身代わりにする場面とかー…生理的に耐えられないぐらいの極悪さ、というか。
特に今回、「エンタテイメントって、基本的に男を愉しませるためのものとして始まったのだなあ」ということを思い出させられるような、男向けの内容だったような印象を受けた。秋山菜津子さんのツナをいたぶるシーンが脚本の中島かずきさんの一番のお気に入りだったり、染五郎さんもそのシーンは一番に憶えましたねーなんつってみたり…。女性的には比較的ゲロが出るかんじのね…。中盤で捕らえられた真木よう子さんの口に染五郎さんが血人形をあてがうシーンとかもそうなんだが…。芸能って、基本は男の妄想で始まってるのだなあと。
へビィな話は、好みなのだけどね。バカばっかしな話よりも。せっかくDVDなんだけど、2回観るのは辛いなあー、っていうかんじでした。でも副音声のコメンタリーを聞くために2回目流しましたが…へビィなシーンの画面は見れなかったけど。

市川染五郎さん、初めて見たけど、うまいねえー。特典映像なんかで出てきた限りにおいては、人間的には図に乗ったかんじが決して好きではないけど(笑)、どうせ舞台で見るだけの人なのでぜんぜんオッケイです。殺陣がすっげえキレイ。最初のほうに刀にあやつられるような動きをするのだけど、この刀が勝手に生き物のように動く感がうまくてうまくて。さすが基礎が出来てる人は違うなー。
てか真木よう子さんがあまりに美しくて見とれました。観終わったあとに検索してみたらじつはすごく細くて乳がでかい人であるのにびっくりしました。それを特に誇張するようなことが全くない衣裳だったので気づかなかった。役の上で必要ないからね。そのへんにいのうえさんのプロフェッショナリズムを感じました(笑)。真木さんはそれで声が低いのもイイね。
秋山菜津子さんも素敵だった。この客演の女性お二人は私は初めて見たのだけど、秋山さんは歌もうまいしセリフまわしもカッコイイねえー。次からしらない作品に彼女が出演していたら観に行くポイントがアップするかんじだわ。

続きまして『パイパー』。
壮大だ壮大だというのだけど、それは舞台が火星で時代設定が未来の千年間だから?
基本的なテーマは、特に目新しいことはない…と感じた。ひかりごけ的な。野田秀樹が、守りに入らず新しいことをやり続けようやり続けようと思っている意欲は、買う。でも、以前に『贋作・桜の森の満開の下』の再演だったか、『カノン』だったかで初めて野田作品を観たのだけど、そのときのような感動は、今回は無かったなあ。正直。悪い舞台じゃなかったのだけど。
じつは松たか子を舞台で見るのは初めてだったかも。こないだゲキシネの『メタルマクベス』で演技自体初めて観たんだもんな。決して毛嫌いすることはない女優さんであることがわかりました。宮沢りえも初めて観たんだけどね。彼女の場合は演技自体初めて見た。よく考えたらきょうだいですね。染五郎とたか子。芸能一家ってそういうことなんだなあ。(連続して見たまったく別のプロダクションにきょうだいがそれぞれ出演しているという)
大倉孝二さんをひさしぶりに観た。前にみた『贋作・桜の森…』のときよりも周囲と協調していた(笑)。そして最近お気に入りの北村有起哉さん、出ていることは知っていたのにずぅっとどこにいるんだろう、どこにいるんだろう、この人かな、とちがう人だと思っていて、終演後にパンフを見たら二枚目(だったと思った)の役だったので驚愕した。へええええええ。
たとえばいのうえひでのりさんとか、たとえば蜷川幸雄さんとか、彼らの芝居を観に行くと、うわあぁ次も観に行かなきゃと思うのですが、野田秀樹さんも以前は(私的に)そうだったのですが、今回はそうならなかったなぁ。んん。

で…明日も観劇です。
明日終わったら次は3月下旬まで一休み。

プロフィール

td

Author:td
現在の座右の銘
It's not about winning the moment.  It's about winning the day.

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク