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二都物語感想 (7/28夜公演)

もう本当に未見の方は何も読まずに観に行ってください。

うかつにツイれないのでこっちによけとく感想メモ、第二弾。

・カートンはこの物語の最初までに、どんな人生を送って、こういうふうに厭世的になっていたのだろう。牢獄に出向く前のジャービスとの会話、「誰からも愛されず、思い出されず、感謝されない人生は、味気ないでしょうね」(大意)というのは、この選択をするまでの彼の人生は、そうだったのだろう…。
ルーシーと、ルーシーの愛するダーニーと娘だけでなく、最期にはお針子の娘の魂も救ったのだな、カートンは。そして自分も救われた。
そして歌う、「人生は美しい」と。

・カートンがルーシーにそこまで落ちたところが、演技的にあんまり分からないかな…。芳雄君は、酔いどれの演技は表情豊かだけど、恋の演技はあまり表に出さない。

・牢獄でのカートンとダーニーの場面の浦井君の反りが、一回目は今宵一夜のラスト(←ベルばら)ばりに美しいと思ったんだけど、二回目はそんなではなかった。前回が偶然だったのか、観た角度がよかったのか。

・馬車のシーンの、岡さんの演技が前回観たときと違った。今回は悪役に徹してらした。時代劇のようなバージョン。(時代劇なんだけど)

・芳雄君と浦井君の個人としての仲の良さが、舞台の二人の関係ににじみ出ているのが、良いよね…。他に舞台上で、二人がそんなにも近しいというサインはないんだけど。

・ルーシーの「21」の指が、外人。

・マダムの昭和な歌謡が割と頭に回る。

・しかしシャルルて。

・カーテンコールでの浦井君と芳雄君のやりとりが、毎回可愛い…。浦井君に落ちそうだ。


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二都物語感想 (7/21昼公演)

まだまだこれから観る方が多いタイミングなので、ツイッターでうかつな感想書けないので、こっちに載せておきます。ネタバレ的なところに踏み込まないと、また感想書けないような舞台だし。

原作、読んだことなく今回の舞台を観たのですが、最後どうなるとかは、それでもやっぱり耳に目に入ってきてしまうので、全く情報無しでは観れなかったのだけど、それでもやっぱり、骨格となる物語に対して、まずは号泣ですよ。芝居を観ていて、涙がボロボロ流れる、ぐらいまでは過去にもあったけど、芝居を観ながら嗚咽する、って今回初めてだったかも。
それも、もうあと少し、本当にあと少しのところで、運命の輪が違う方向に回ってしまう、そのすれ違いの重なりが、辛くて、切なくて、しんどくて。後半クライマックスの裁判シーンもそうだけど、前半のダーニーがルーシーへ求婚し、受け入れ、その直後にシドニーが…っていう、このタイミングが少しでも違ったら、二人の運命は変わっていたかもしれなかったのに、って、観ていてキリキリ刺さる。

音楽については、今回語れるほど正直、記憶が鮮明でない。全員の歌に、心が動いたのは、確か…。人生は美しい。次回、もう少し落ちついて、耳を澄ませてこよう。

そして、キャストの顔ぶれを見ただけでも予想はついたはずだけど、その予想も軽く超えて、役者陣一人ひとりが、素晴らしいのだ。
芳雄君と浦井君はもちろん、それを支える隅から隅までの役者陣が。本当に、一人ひとり。

エヴレモンドの岡さんが、ほぼ一人でアンシャン・レジームを代表して舞台に立っているわけなんですけども、それなのに紋切り型でない造形が、すごく岡さんらしいというか。少年を轢いてしまったあとの、少し金を渡しておけ、と指示するときの、若干のうろたえ、気まずさ、(これが決して憐れみや悔悛でないところもまた秀逸)、あのへんが見事だなーと。だって脚本は紋切り型で書いてある感じなのにね。

福井貴一さんがキャストに入ってるのを「おっ♪」と思っていたのだけど、バーサッドよかったー。悪かったー(笑)。最初は型通りの小悪党かと思いきや、シドニーに最初も最後もうまいこと利用されたあげく、「俺を騙したな!俺と同じ種類の人間だなんて…」という名セリフの後、最後には自分も懸命にダーニーを救おうとしている…という役どころを、人間味豊かに演じていた。微妙に動きが音楽に合ってるとことか、あーこういう人が芯からのミュージカル役者だなーと思う。

橋本さとしさんがまた、素晴らしいんだなー。パンフでご本人は、あんまり出番が無いって嘆いてたけど(笑)、その中であの存在感。革命と復讐に猛進するマダムと、あるときから「どこまで行けば終わるのか?」と疑問を呈するドファルジュ。マダムへの愛情は、通奏低音として感じるのよな。旧体制と革命側を悪と正義だと思って観ていると、一方で主人公達に感情移入して観ている我々は、後半のダーニーの裁判シーンでその二元論的な見方をぐわっと覆されるのだけど、さとしさんのドファルジュは、さらにそれを包み込む存在として、救いのないやるせない物語に差す、一条の救いの光になる。あの存在感の役者さんだから果たせる役割だなあ、と。

芳雄君や浦井君や濱田さんの素晴らしさは、たぶん誰もが語ると思うので、ここでは割愛する。今井さんは、昔観たときより声が豊かになられた気がする。裁判シーンが本当に切ない、鳥肌。ルーシーは健闘。声はいいものを持っているけど、音程が危うい。回を重ねれば、もっと一生懸命歌ってます感が薄まるだろうと思う。次回に期待。日本語は苦手なかたなのかな。ガスパール少年がちょーーかわいい。王様に手を振る少年。ああぁ切ない。他にも脇の方がみんなみんないいんだなあ…。

とりあえず、自分の中で流れてしまう前に、書きなぐりメモ。
次回は3週間後。長いなあ。

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It's not about winning the moment.  It's about winning the day.

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