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二都原作メモ

とりあえず、これも備忘録代わりに、原作を読んでみて、舞台と違ってたところ、気づいたことをメモっておく。


ダーニーはフランスでの裁判で、一度無罪で釈放されている!そしてすぐにドファルジュ夫妻に起訴されて捕まっている。

バーサッドは、ミス・プロスの生き別れの兄。本名ソロモン。
最初イギリス政府のスパイで、のちにフランス政府のスパイになる。
原作ではエヴレモンドとは関係ない。最初のイギリスでの裁判ではダーニーを陥れる同じ役割だけど、叔父が仕組んだものだとは書いてない。

「ロリーさん、あなたの一生も、振り返ってみれば長い一生だったでしょうね?」
「今年で78だ」
うわ、それは長い。…と芳雄君に代わって言いたい。(舞台の設定は68)

カートンの生い立ちとかは、本当に何にも書かれていない。決断に至る過程も、ちっとも書かれていない。
舞台は本当によく出来てるよ。作品としての質は、原作よりも舞台バージョンのほうが高いかも。

ガスパールは、エヴレモンド殺害のかどで、縛り首になっている。

ガベルは民衆の裁判を受けて、釈放されてる。

冒頭のワインがこぼれる場面は、原作にもある!

舞台では出来事がどんどん起きてるけど、原作は時間の経過が結構ある。
ガスパールがエヴレモンドを刺すのは子供が轢かれてすぐだけど、革命までにはそこから一年以上経ってる。
ダーニーはフランスで捕まってから最初の裁判 (亡命貴族が帰国したら死刑、というのと、エヴレモンド一族への告発は、別々の裁判になっている) まで、一年三ヶ月とか経ってる。

マネット医師は、フランスでダーニーが二度目の告発を受けたのを救えなかったショックで、また気がおかしくなってしまう。
ミス・プロスは、マダム・ドファルジュとの揉み合いからの発砲で、耳が聞こえなくなる。

最後に、お針子の手を握っていてやるのは、同じ。クローダン一家の少年が手を切り落とされて、お針子がエヴレモンドに嘆願に行く…というエピソードは、無い。

こうしてみると、舞台版として再構築した部分が割と多い。そして、特にキーになる台詞において、原作のことばをそのまま活かしている箇所も、非常に多い。
脚色が、すごく良いということが、原作を読んで分かった。

日本版の役者さんの力量で、役がふくらんだところも、ものすごくあるよなあ。カートンはじめ、ダーニー、マダム・ドファルジュも。

あと、音楽の力ね。


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