FC2ブログ

トゥーランドット

『トゥーランドット』を観てきたよ。

良かったと思います!ストーリーを再構成したのが成功してる。
プッチーニのトゥーランドットでは(プッチーニがラストまで書いたわけではないとはいえ)リューはカラフのために死んじゃったのにカラフとトゥーランドットはなんのひねりもなく大団円のハッピーエンドかー???というのがどうしてもひっかかるという人は多いと思うのだけど、今回の亜門版ではそのへんがうまく処理されていた。途中の物売りとカラフの会話(「お前はどんな世の中になって欲しいと望んでいるのか」「お前はそのために何をするのか」「自分では何もせずに誰かが望む世の中を作ってくれるのを不平をこぼしながら待っているのか」)を受けて、物売りが最後はちゃんとトゥーランドットの側近として自分の求める未来を現実にするために働いているのとかもよかった。それだけに5年間いなかったカラフが民主化後にひょっこり戻ってきて、みんなに迎え入れられてしまうのは、ちょっと「えー?」と思ったけど…。まあそこはトゥーランドットとのハッピーエンドも求められるところなので、戯曲的には難しい選択だったろうとは察するけど。
リューのキャラクター設定も、現代的でうまくいってたな。母親的な世話の焼き方をするポジショニングとか。ミンがカラフを逃がすときに、偽装のために石で自分を殴ってくれというミンに、カラフが躊躇していたらリューが「じゃああたしが!」とボコるシーンとか。

岸谷五朗は初めて観たのだけど、よかったのでは。歌も、声に恵まれているわけではないのに後天的に頑張った部分で良かったというか。中村獅童を観るのは、じつは映画『ピンポン』以来。歌舞伎役者は歌声がいいはずじゃなかったのかな…おかしいな…と思いつつも、芝居には存在感があり、総合的には良かった。アーメイのトゥーランドットは、正直どうしてもではない感じだったけど、演出家によってはキャスティングがトゥーランドット天海祐希にカラフ堤真一ってことも有り得たと思うので、そんなんよりはずっとフレッシュで良かったと思う。(私は天海祐希はイマイチ何がいいのか判らない。歌も容姿も演技もそんなじゃないし。やっぱ宝塚時代を知らないと真価はわからないのか。)
今回の私的な拾い物が、じつは安倍なつみ。チラシでキャストに入っているのを見て、えーモーニング娘が出てんの?とネガティブな印象を持っていたのだけど、いやうまかった。あんなに歌うまいと思ってなかった。演技もひっかかるところ無しで、よかったし。
物売りの北村有起哉、記憶してる限りでは私はお初だったと思うけど、よかったです。印象に残りました。ミンの早乙女太一も。

宮本亜門演出の舞台って、亜門自体をそんなに好きではないと自分では思ってるんだけど、じつは結構観てんだよねー。取り上げる題材が、好きなことが多いんだよな。気づけば次に観に行く『ルドルフ』もどうやら亜門らしいし!そんなつもりはないのだが。でもスペクタクル的な舞台って結構好きだから(蜷川とか)、宮本亜門のアウトプットは、じつは結構好きなのかなー。じゃあ何が嫌なんだって感じだが。顔?

あと舞台関係では、新感線の『ゲキXシネ』の前売りを購入。どれに行くかはまだ決めてない。今回の引っ越しで、バルト9には自転車で行ける距離になったしね、行っとこうと思って。それを言ったらコマ劇だって自転車で行けちゃうので(「ので」ってことはないが))、『五右衛門ロック』も行きたいのだけど!e+のプレオーダーは外れてしまった。近年めっきり、発売当日に電話しまくるという行為ができなくなってしまった。年ね。(時間の価値が高くなったっつうのか。そこに労力を掛けられない。)

スポンサーサイト



コメント

Secret

プロフィール

td

Author:td
現在の座右の銘
It's not about winning the moment.  It's about winning the day.

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク