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二都物語感想 (7/21昼公演)

まだまだこれから観る方が多いタイミングなので、ツイッターでうかつな感想書けないので、こっちに載せておきます。ネタバレ的なところに踏み込まないと、また感想書けないような舞台だし。

原作、読んだことなく今回の舞台を観たのですが、最後どうなるとかは、それでもやっぱり耳に目に入ってきてしまうので、全く情報無しでは観れなかったのだけど、それでもやっぱり、骨格となる物語に対して、まずは号泣ですよ。芝居を観ていて、涙がボロボロ流れる、ぐらいまでは過去にもあったけど、芝居を観ながら嗚咽する、って今回初めてだったかも。
それも、もうあと少し、本当にあと少しのところで、運命の輪が違う方向に回ってしまう、そのすれ違いの重なりが、辛くて、切なくて、しんどくて。後半クライマックスの裁判シーンもそうだけど、前半のダーニーがルーシーへ求婚し、受け入れ、その直後にシドニーが…っていう、このタイミングが少しでも違ったら、二人の運命は変わっていたかもしれなかったのに、って、観ていてキリキリ刺さる。

音楽については、今回語れるほど正直、記憶が鮮明でない。全員の歌に、心が動いたのは、確か…。人生は美しい。次回、もう少し落ちついて、耳を澄ませてこよう。

そして、キャストの顔ぶれを見ただけでも予想はついたはずだけど、その予想も軽く超えて、役者陣一人ひとりが、素晴らしいのだ。
芳雄君と浦井君はもちろん、それを支える隅から隅までの役者陣が。本当に、一人ひとり。

エヴレモンドの岡さんが、ほぼ一人でアンシャン・レジームを代表して舞台に立っているわけなんですけども、それなのに紋切り型でない造形が、すごく岡さんらしいというか。少年を轢いてしまったあとの、少し金を渡しておけ、と指示するときの、若干のうろたえ、気まずさ、(これが決して憐れみや悔悛でないところもまた秀逸)、あのへんが見事だなーと。だって脚本は紋切り型で書いてある感じなのにね。

福井貴一さんがキャストに入ってるのを「おっ♪」と思っていたのだけど、バーサッドよかったー。悪かったー(笑)。最初は型通りの小悪党かと思いきや、シドニーに最初も最後もうまいこと利用されたあげく、「俺を騙したな!俺と同じ種類の人間だなんて…」という名セリフの後、最後には自分も懸命にダーニーを救おうとしている…という役どころを、人間味豊かに演じていた。微妙に動きが音楽に合ってるとことか、あーこういう人が芯からのミュージカル役者だなーと思う。

橋本さとしさんがまた、素晴らしいんだなー。パンフでご本人は、あんまり出番が無いって嘆いてたけど(笑)、その中であの存在感。革命と復讐に猛進するマダムと、あるときから「どこまで行けば終わるのか?」と疑問を呈するドファルジュ。マダムへの愛情は、通奏低音として感じるのよな。旧体制と革命側を悪と正義だと思って観ていると、一方で主人公達に感情移入して観ている我々は、後半のダーニーの裁判シーンでその二元論的な見方をぐわっと覆されるのだけど、さとしさんのドファルジュは、さらにそれを包み込む存在として、救いのないやるせない物語に差す、一条の救いの光になる。あの存在感の役者さんだから果たせる役割だなあ、と。

芳雄君や浦井君や濱田さんの素晴らしさは、たぶん誰もが語ると思うので、ここでは割愛する。今井さんは、昔観たときより声が豊かになられた気がする。裁判シーンが本当に切ない、鳥肌。ルーシーは健闘。声はいいものを持っているけど、音程が危うい。回を重ねれば、もっと一生懸命歌ってます感が薄まるだろうと思う。次回に期待。日本語は苦手なかたなのかな。ガスパール少年がちょーーかわいい。王様に手を振る少年。ああぁ切ない。他にも脇の方がみんなみんないいんだなあ…。

とりあえず、自分の中で流れてしまう前に、書きなぐりメモ。
次回は3週間後。長いなあ。

映画レミゼラブル

この歳末最繁忙期の、仕事納めが1月3日という状況下において、21日の初日に奇跡的に観てきた映画レミゼ。年内は本当に無理だと思っていた。神に感謝します。

まだまだこれから観る方が多いタイミングなので、いやおうにでも目に入ってきてしまうツイッターは避けて、こちらの方に感想のツイートをほとばしり書きしておきます。文章の整理も何もしてないけれど、印象が失われる前に。

オープニングの海からのカメラ。舞台からきた観客を、一気に映画という違うものに引き込む。
そして水中の三色旗にすでにやられて涙。
ここでバルジャン怪力エピソード、うまい!
囚人〜保釈時代のバルジャンがバルジャンにしか見えない。ヒューさんとか思わない。市長時代になって違う人物として通るのが自然なくらいの別人ぶり。

そしてミリエルのコルム翁登場で涙ー!
コルム翁の使われ方で今回衝撃的に素晴らしかったのはしかし、最初だけでなく、最後だ。神の国にバルジャンを迎え入れるのは、ミリエルのコルム翁。輪廻転生したバルジャン。かつて自分がバルジャンとして受けた恩を、次のバルジャンに返したのだ彼は。号泣です。
バルジャンの最期に迎えに来て、三重唱になるのが、ファンティーヌとミリエルなのも「そうだよね!!」と泣きながらひざを打った。舞台版のあの場面はずっと違和感ありありだったんだけど、やはりエポであってはいけないのだ。あそこは。

舞台のテンポで進むと映画では非常に早く感じるけど、8年後にはもう市長になってるバルジャン。
工場での諍いを収める最中にジャベールが登場し、そちらが気になってついつい部下に任せて立ち去ってしまう。リアル!
後にジャベールが他の人が捕まったと言う場面の直後、バルジャンが「これはチャンスかも」と歌う場面で、バルジャンの顔に明らかにギラッとした醜い喜びがよぎる。でもすぐに、自分が経験したような法の奴隷に、罪のない男を?と葛藤が襲う。この表情の変化が見事。本当に人間の心の動きとしてリアル。

ラッセルクロウの歌がダメなのは、事前に知っていてよかった。そこはそういうものとして聞き流す寛容さを持つことができた。いきなり聴いてあれでは憤死モノだったかもしれない。画はすごく朗々たる声が合いそうな画面なのに、聴こえるのはソフトなモフモフした声。トム・フーパーのやりたかったことに応えるだけの「歌」を、彼は持っていなかったのが伝わるミスマッチ感。ちがう意味でジャベールだけ別録だったのかと思うレベル。Starsから高いところのフチを歩くチープな演出は、本人のアイデアくさいなぁと思って観ていたら、監督インタビューを読んだらやはりそうだった。うーん。他に、いなかったのか。あの並びに負けない映画スターで、かつ本当に歌が歌える役者。

ひとつ聞き捨てならない翻訳が、マリウス・コゼット・バルジャンでHeart Full of Loveのリプライズが歌われるところ、の、バルジャンのShe was never mine to keep...を「私の娘ではない」と訳してたところ!あれは、いつか自分の手を離れて巣立っていくことは分かっていたはず…という、まさに男親としての心情でしょ!それを「だって元々俺の娘じゃないし」というのは絶対に絶対に違う!!「私のものではなかったのだ」ならアリ。セクシャルではないにしろ、異性の親が子を見るときに、異性に対する純真な所有欲というのは、あると思うから。(それは特に、コゼットの寝室に胸毛バリバリで現れるバルジャンの姿に象徴的に表わされている 笑)

まだまだあるけど、とりあえずここまで。

On-Boarding

新しい事業所に着任し、ネゴって今月一杯という贅沢な研修期間をいただいています。

新しいチームに着任するときに、いつも読み返して種本にしているのがこちら:

CEO 最高経営責任者
トーマス・J・ネフ、ジェームス・M・シトリン著


…と、今回日本語版を探したらスゴそうな書名になっててビックリしましたが、原題は『You are in charge, Now What?』という、「あなたは責任者になりました。さあ、どうする?」くらいの意味で、新しく組織の長になる人が、着任の「最初の100日間」をプランニングするための本です。
本に登場する事例はたしかにCEOですが、マネージャーなどもっと小さな組織の長に着任するときにも、十分に応用が利くステップや陥りがちな罠が紹介されています。

これは昔、私が通訳時代に上司だった、今もメンターの方が、日本での駐在を終えてUSに帰り、昇格して部門長になったときにご自分が使った本で、後日紹介してくれたものです。
それ以来、異動のたびに取り出しては読み返し、着任の準備に活用してきました。


最初は、聴くに徹する。
最初にやるべきことは、何もしないこと。
知らないことが恥でない、レアな期間を活用する。

強力なマネジメントチームをつくる。
会社存亡の危機でもない限り、重要な人事交代は、急がない。

早々と戦略を打ち出す必要はない。
課題を絞り込む。
一人でなくチームでやる。
早い時期に成果を出して、信頼を得る。

チームの文化を理解する。(よく見て、よく聴くことによって)
真の影響力を持っているのはどこかを知り、協力を得る。
改革を性急に進めない。

リーダーは、自分のさらに上位者のサポートを得る。

相手に伝わるコミュニケーション手段を選ぶ。
自分が得意なコミュニケーション手法を知る。
現場の生の声を聴く。

できもしない約束をしない。
自分が救世主だと勘違いした言動をしない。
過去の成功体験に固執しない。
前任者を批判しない。

最初の100日の成功は、その後の成功を意味しない。




昨年末から、日本側の事業所長たちとUSのカウンターパートたちとの、グループ・ピア・メンタリングともいうべき取り組みをやっているのですが、そこでも「新しく着任したときにやるべきこと、やってはいけないこと」が今のホットトピックで、「まずはチームとの信頼関係をつくる」「成果をあせらない。キーワードは、忍耐。チームの変革には、2年はかかる」とか、「前の事業所ではこうだった、を押しつけない」など、今すぐ役立つ学びが満載です。

私がこの研修期間にまずやっていることは、現場の仕事を自分も実際にやってみて、事業所のビジネス全体の構成要素と流れを理解すること、並行して、管轄のチーム全員と個人面談をすること、の二つ。

個人面談は、上司たちに言うと、137名全員とやることに対して、賛否入り混じった反応があります。言葉にはしないけど顔の表情で、ホントに全員とやるの?(それ、必要なの?)的な。いわゆる正社員も、パート社員も、短時間勤務の人も、現場の人も事務の人も、全員等しく対象で、というのが、うちの(日本の)会社のトラディショナルな風習と真逆だからかもしれない。
ただ、私は自分のチームに誰がいるかも知らずにチームをマネージするのは個人的に嫌だし、この規模ならまだギリギリいけると判断して、やっています。(大規模になってくると、全員と個人面談というのは物理的に無理になるだろうというのはわかる。でもその場合も、グループ面談とか、やりようはあると思うけど。) 
とくにうちは、労働集約型の業種なので、現場のみんなが動いてくれてナンボ。いちばん成果につながるところに、いちばん時間と労力を投下するのは、理にかなった投資だと思う。

そして、気をつけているのは、上記の本にもあるけど、前の事業所と同じアプローチをコピーしようとしないこと。
前の事業所は、6年前の立ち上げから関わっていて、その後組織内に着任をした、という関係だったので、いわば、「生みの親とはいわないまでも、小さい頃からおしめを替えてあげてた間柄」。すでに知ってる人も多く、ある程度の信頼関係があるところからスタートできた。
対して今度の事業所は、すでに開所から10年以上が経過していて、自分たちのやり方も自負も持っている。いわば私は、「小学校高学年の子どものところに新しくやってきた継母」の立場。なので、まずやらなければならないことは、「あなたのことを本当に大切に思っているよ」というのを感じてもらうべく、人間関係をつくるところからで、それがあって初めて「宿題やりなさい」「歯を磨きなさい」が、芯から聞いてもらえるようになるというかね。

新任1ヶ月のつれづれ。



GW報告

普段は祝日は休みじゃないんですが、今回はたまたまGWにお休みいただきました。

なぜなら、このタイミングで異動になるからです。

同じ部門内ですが、違う事業所、違う担当への異動。
自分のキャリアプランの中で、いつかはやらなければいけないとずっと思っていて、上司たちにも常々希望を伝えてきた、そういう担当への異動です。

実現するとなると、Be careful what you ask for, you might get it. (意味: 要望するのもよく考えて、実現しちゃうかもしれないから) というフレーズが頭をよぎらなくもないですが、もうこのパターン何度めかなんで(笑)、根性の据えかたもだいぶ覚えてきました。

やることは、
自分にできる限りの準備をすること、
それでも足りないことを知っておくこと、
最初はとくに周りの人の話をよく聞くこと、
でもビジョンを明確に持って見失わないこと、
自分がこれから勉強しなければいけないところばかりにフォーカスするのではなくて、自分がどんなバリューを持ってその組織に行くのかを知っておくこと、
つまり楽観的な視点を意図的に持っていくこと、
そのためにも健康でいること。

かな。

というわけで、GWはゆっくり休んでます。
急遽お休みが取れることが決まったのでGWらしいお出かけとかは全然してないけど、何もせずに休みが終わっていくのがイヤだったので、本を読みました。

GW前も含め、最近読了した本。

西條剛央 「人を助けるすんごい仕組み」
山田政弘 「数字を使ってしゃべれるようになるトレーニングブック」
関根 眞一 「となりのクレーマー―『苦情を言う人』との交渉術」
林文子 「会いたい人に会いに行きなさい」
平尾 誠二 「理不尽に勝つ」
榎本 博明「『すみません』の国 」
内藤 誼人「記憶する技術」 
パトリック・レンシオーニ 「あなたのチームは、機能してますか?」
岡崎京子 「へルタースケルター」 

買ったけど読んでない本は、この倍ぐらいある。(笑)
本日GW最終日、もう少し読み進めます。


Hold On (The Secret Garden)

とか言ってるうちにまた1ヶ月経ってしまった。
いろいろバタバタしています。

件名は、ミュージカル「The Secret Garden」からの一曲。
学生のときに独唱会で歌ったな。まるで昨日のようだ。
そんな昔に大好きで憶えて歌って忘れていた歌が、ふと甦って勇気づけられたりします。
人って面白いね。

自分のための歌詞。

What you've got to do is
Finish what you have begun,
I don't know just how,
But it's not over 'til you've won.

When you see the storm is coming,
See the lightning part the skies,
It's too late to run-
There's terror in your eyes!
What you do then is remember
This old thing you heard me say:
"It's the storm, not you,
That's bound to blow away."

Hold on,
Hold on to someone standing by.
Hold on.
Don't even ask how long or why!
Child, hold on to what you know is true,
Hold on 'til you get through.
Child, oh child!
Hold on!

When you feel your heart is poundin',
Fear a devil's at your door.
There's no place to hide-
You're frozen to the floor!
What you do then is you force yourself
To wake up, and you say:
"It's this dream, not me,
that's bound to go away."

Hold on,
Hold on, the night will soon be by.
Hold on,
Until there's nothing left to try.
Child, hold on, There's angels on their way!
Hold on and hear them say,
"Child, oh child!"

And it doesn't even matter
If the danger and the doom
Come from up above or down below,
Or just come flying
At you from across the room!

When you see a man who's raging,
And he's jealous and he fears
That you've walked through walls
He's hid behind for years.
What you do then is you tell yourself to wait it out
And say it's this day, not me,
That's bound to go away.

Child, oh hold on.
It's this day, not you,
That's bound to go away.

プロフィール

td

Author:td
現在の座右の銘
It's not about winning the moment.  It's about winning the day.

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